合鴨米とは"田んぼに放したアイガモに、雑草や害虫を退治させることにより、
農薬・除草剤・化学肥料を一切使用しないで育てた完全無農薬米"のことをいいます。
また、アイガモの排泄物が自然に肥料となり、美味しいお米を育ててくれます。

このようなお米づくりを「合鴨農法」といいます。

アイガモのパワーはそれだけでありません。
アイガモが歩いたり泳いだりすることによって、田んぼの土がかくはんされ、
お米の根に刺激を与え成長を促し、肥料の吸収も良くなると言われています。

「合鴨米」は合鴨米を生産する生産者の協会「日本産直生産者協会」の商標登録されている言葉で、
指定された袋で流通しています。
協会に入っていない生産者は「合鴨米」を名乗れないので、
「あいがも米」や「アイガモ米」という名前で販売しています。

安全で美味しいと人気の「合鴨米」ですが、
その裏では合鴨農法生産者の大変な苦労と努力があります。
一つ目には、合鴨米は収穫量が少なくなってしまう点です。
アイガモが稲を踏んでしまったり、思うようにお仕事してくれないことがあるからです。
アイガモも自分の好きな場所があるらしく、その好きな場所ばかりに何羽も固まってしまいます。
二つ目には、アイガモはそのままだと空を飛んで脱走してしまいます。
そのため、飛べないアイガモをアイガモを孵化する農場から買うのですが、
アイガモが飛べないということは、野良犬や野良猫、イノシシなどから逃げられません。
アイガモを守る為に網や柵を田んぼの周りに立てたりします。

合鴨米は、高級米や贈答米のイメージが強く、決して安いお米とはいえません。
しかしながら、合鴨米のような環境負荷の少ないお米を買うことで、
持続可能な日本の農業文化・食文化を守っていくこと、
そして、将来の大人たちに日本の美味しいお米を残していくことに繋がります。

合鴨米10kgを買うことで、約3u(平米)の田んぼの環境を守り、
お茶碗1杯で、約0.24u(平米)の田んぼの環境を守る計算になります。
 
   
販売形式は玄米(30kg)と精米(5kg、10kg)の3種類のみです。商品代金は内税ですが別途に発送料金が必要です。在庫の有無や価格はメールかお電話でお願い致します。